家族が鬱にかかったらどんな治療をすすめるか

専門科は精神科です

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アンバランスな神経伝達物質

薬物療法

治療を始める前には、丁寧な問診があります。
一番つらい症状は何か、いつごろからどんな症状があるのか、この件でどこかに受診したかどうか、日常生活リズムの変化があるのか、などを伝えられるように、メモでかまわないので、持っていくと良いでしょう。
医師と向かい合うとなると、緊張してうまく話せないこともありますから、 念のために持って行って、直接読んでもらうのも良いと思います。

神経伝達物質が足りないのであれば、補ってやれば良い、という考え方があります。
モノアミンの中には、抑うつ型のセロトニンと、興奮型のノルアドレナリン・ドパミンとがありますが、これらがバランス良く働かないとうつ状態になります。
どの神経伝達物質が足りないのか、症状の現れ方などから見極めることが、医師の役割で、患者からの情報提供は重要なことです。

認知行動療法

うつ病の人は、物事を悪い方に考えて、落ち込んでしまうことがよくあります。
物事には、たいてい幾つかの選択肢があるのに、「上手くできなかったらどうしよう」と一つのことについて悩み、他の方法を思いつかなくなっています。
そういう状態に対して、薬物だけでは解決できないこともあります。
そのような時には、同じ事態に対して、別の角度からの見方や考え方ができるように医師はアドバイスしてくれます。

例えば砂漠で、水筒の水が半分になったときの考え方もいくつかあります。
「まだ半分ある」と思う人、「もう半分しかない」と思う人、「どうやったら満水にできるのか」と思う人。
同じ状況なのに、考え方は3人3様です。
これが前述した「病前性格」との関連性があるものといえるでしょう。


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